【PFCバランス】30代に必要なたんぱく質・脂質・炭水化物の量は?

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当記事では30代に必要な3大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)の量について解説します!

  • よく見かける「PFCバランス」って何?
  • ダイエットを始めたので食生活を見直したい!
  • たんぱく質ってどれくらい摂ればいいの?

このようなお悩みを解決します!

世の中にある様々なダイエット方法。

健康的に痩せるには運動だけではなく、食事にも気を付ける必要があります。

過度な糖質制限ダイエットや極端なカロリー制限は一時的に体重は落ちますが、

筋肉も落ちてしまうためリバウンドしやすくなってしまいます。

せっかく頑張って減量したのに、すぐ元に戻ってしまうのは悔しいですよね。

ダイエット中の食事で気を付けたいポイントに「PFCバランス」という考え方があります。

結論から言うと、30代に必要なたんぱく質、脂質、炭水化物の量はおおよそ下記の通りとなります。

【男性】
・たんぱく質・・・101.2g(15%)
・脂質・・・75g(25%)
・炭水化物・・・405g(60%)


【女性】
・たんぱく質・・・76.7g(15%)
・脂質・・・56.8g(25%)
・炭水化物・・・307.5g(60%)

なぜこれくらいの量が必要なのか、詳しく解説していきたいと思います。

まずは食生活から見直したい、という方は参考にしてみてくださいね。

目次

PFCバランスとは

PFCバランスとは、三大栄養素である「Protein(たんぱく質)」「Fat(脂質)」「Carbohydrate(炭水化物)」

それぞれの頭文字をとった言葉です。

厚生労働省では「エネルギー産生栄養素バランス」として、1日の摂取エネルギーにおける三大栄養素の理想量を示す指標としています。

当記事では「PFCバランス」という表記で統一して解説を進めていきたいと思います。

理想的なPFCバランスは?

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、30代~40代の理想的なPFCバランスは下記の通りとなっています。

男性(身体活動レベル:ふつう)女性(身体活動レベル:ふつう)
1日の摂取カロリー2,700kcal2,050kcal
たんぱく質13~20%13~20%
脂質20~30%20~30%
炭水化物50~65%50~65%
厚生労働省 日本人のための食事摂取基準2020より引用

身体活動レベルについて

レベルⅠ(低い)
生活の大部分が座位で、静的な活動が中心の場合
レベルⅡ(ふつう)
座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、あるいは通勤・買物・家事、軽いスポーツ等のいずれかを含む場合
レベルⅢ(高い)
移動や立位の多い仕事への従事者。あるいは、スポーツなど余暇における活発な運動習慣をもっている場合

これらの割合は各栄養素の過不足を防ぐこと、生活習慣病の予防(重症化の予防)を目的に設定されています。

PFCバランスの計算方法

PFCバランスの計算

1日の摂取カロリーに占める割合を計算するため、下記の数字を使用していきます。

・たんぱく質・・・4kcal/g
・脂質・・・9kcal/g
・炭水化物・・・4kcal/g


自分にとって理想的なPFCバランスを計算する方法は下記の4ステップとなります。

1.1日に必要なカロリーを把握する
2,たんぱく質の量を計算する
3.脂質の量を計算する
4.炭水化物の量を計算する

「日本人に必要な食事摂取基準(2020版)」においても、

「はじめにたんぱく質の量を決め、次に脂質の量を決め、残りの量を炭水化物とするのが適切である」

とされています。

1.1日に必要なカロリーを把握する

先ほど述べた通り、30代~40代男女の必要カロリーは「男性:2,700kcal」「女性:2,050kcal」となります。

身体活動レベルによって変化しますので、自分に合った必要カロリーを把握するようにしましょう。

ここでは男性2,700kcal、女性2,050kcalをもとに計算していきます。

2.たんぱく質の量を計算する

1日に必要なカロリー(男性2,700kca/女性2,050kcal)のうち、

13~20%をたんぱく質から摂取する計算をしていきます。

ここではたんぱく質15%と設定して計算を進めていきましょう。

【男性】
2,700kcal×15%(0.15)=405kcal

405kcal÷4kcal=101.2g


【女性】
2,050kcal×15%(0.15)=307kcal

307kcal÷4kcal=76.7g

1日に最低限必要なたんぱく質を摂れればいいという方は13%

がっつりたんぱく質を摂りたいという方は20%で計算してみてはいかがでしょうか。

3.脂質の量を計算する

脂質は1日に必要なカロリーのうち、20~30%の割合となっています。

ここでは25%で計算をしていきます。

【男性】
2,700kcal×25%(0.25)=675kcal

675kcal÷9kcal=75g

【女性】

2,050kcal×25%(0.25)=512kcal

512kcal÷9kcal=56.8g

脂質を抑えたいという方は20%、脂質が多いものも食べたいという方は30%で計算してみましょう。

4.炭水化物の量を計算する

最後の炭水化物は、「たんぱく質と脂質の残り」として計算していきます。

ここではたんぱく質15%、脂質25%の合計が40%となったため、

炭水化物は60%で計算をしていきます。

【男性】

2,700kcal×60%(0.6)=1,620kcal

1,620kcal÷4kcal=405g


【女性】
2,050kcal×60%(0.6)=1,230kcal

1,230kcal÷4kcal=307.5g

最後に残った炭水化物は男性が405g、女性が307.5gとなりました。

本格的にダイエットをしたい、という方はこちらのページもオススメです!

必要事項を入力するだけで今の自分に必要なPFCバランスを計算してくれます。

ぜひ活用してみてください。

まとめ

まとめ画像

1日の摂取カロリーを男性2,700kcal、女性2,050kcalとした場合、

下記の量を摂取するとPFCバランスが良い食事となる結果になりました。

記事の冒頭でお見せした通りですね。

【男性】
・たんぱく質・・・101.2g(15%)
・脂質・・・75g(25%)
・炭水化物・・・405g(60%)


【女性】
・たんぱく質・・・76.7g(15%)
・脂質・・・56.8g(25%)
・炭水化物・・・307.5g(60%)

もう少し脂質を抑えてたんぱく質を増やしたい、というような場合は

それぞれの栄養素の割合を増減して調整することもできます。

ダイエット中でもPFCバランスを意識した食事で必要な栄養素を摂ることができるでしょう。

しかし、PFCバランスが整っていれば痩せるというわけではありません。

自分の活動レベルに見合った摂取カロリーを上回ってしまえば体重の増加につながってしまいます。

リバウンドしにくい体を作るためには、適切なカロリー摂取とPFCバランスが整った食事を意識していくことが大事なのですね。

当記事では30代に必要なPFCバランスについて解説しました。

最近はPFCバランスが整った宅配食も発売されています。

自炊するのは大変、どうしても外食続きになってしまうという方は

1度チェックしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

現役トレーナー兼副業ブロガーのブライアンです。
良い毎日を、より良い毎日へしていけるような情報を発信しています。
二児の父親として奮闘中です。

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